ごあいさつ
小出 薫 (こいで かおる・東京弁護士会所属)
私は、大学時代、農学部森林科学科(以前の林業科)にて、森林生物学等を専攻しました。
その中で、森林が二酸化炭素を吸収して、地球温暖化を緩和する役割を果たしていることを学びました。
温暖化等のいわゆる環境問題は、その影響が距離的にも時間的にも離れたところで顕在化することがしばしばあります。
そのため、原因を創り出している主体が「自分ごと」として対策を講じ、解決に至ることは多くありません。
しかし、その影響は、時に非常に深刻なものとして顕在化します。
温暖化による気象災害に遭う人など、原因を創り出した人とは別の人がその被害に遭う事態が生じています。
これは、決して公平な社会とはいえません。
環境問題を、一人ひとりの意識改革だけではなく、社会の制度・仕組みを変えていくことで解決に結び付けたいと考え、グリーンライツ法律事務所(Green Rights Law)を設立しました。
略歴
2002年 | 東京都立西高校 卒業 |
2006年 | 京都大学 農学部森林科学科 卒業 |
2007年 | ニューヨーク州立大学 ストーニーブルック校 修了(公共政策学修士) |
2012年 | 一橋大学法科大学院 修了(法務実務博士) |
2013年 | 司法研修所 修了(第66期)、弁護士登録 |
2013~15年 | 弁護士法人きぼうにて勤務 |
2015~23年 | 新潟県糸魚川市・柏崎市にて、民事・家事・刑事の各種事件を数多く取り扱う |
2016年 | 糸魚川市駅北大火発生 |
2020~22年 | 株式会社BASE968にて 糸魚川市駅北広場「キターレ」指定管理者 |
2022年11月 | いといがわテレワークオフィス「thread」を母体とする 一般社団法人キャリアステージいといがわの設立に携わる |
2023年 | 東京都豊島区にグリーンライツ法律事務所を開設 |
取組み
◆薬害訴訟
薬害肝炎・東京弁護団(2013年~現在)
子宮頸がんワクチン薬害訴訟弁護団(2014年~現在)
◆障害のある人の権利擁護
新潟トラブルシューター・ネットワーク(新潟TSネット)代表(2015年~現在)
全国トラブルシューター弁護士ネットワーク(トラ弁ネット)副代表(2019年~現在)
一般社団法人ACCESS to JUSTICE 理事(2023年~)
◆糸魚川市
コンプライアンス審査会(2022年6月~2024年5月)
◆東京弁護士会(2023年~現在)
公害・環境特別委員会 委員(2023年5月~現在)
災害対策・東日本大震災等復興支援委員会 委員(2024年4月~現在)
子どもの人権と少年法に関する特別委員会 幹事(2023年5月~現在)
◆新潟県弁護士会(2015年~2023年)
総務委員会
人権擁護委員会
子どもの権利委員会
学校へ行こう委員会
高齢者・障がい者の権利に関する委員会
リーガルサービスセンター委員会
◆関東弁護士会連合会
災害対策委員会 委員(2019年~現在)
関弁連シンポジウム委員会 事務局長(2019年度)
著作等
◆書籍
◆執筆記事・関連記事等
2023年
・「糸魚川で8年まちの一員 弁護士の小出さん東京へ 大火復興やまちづくり」上越タイムス(2023年1月13日)
2021年
・「学習会――人権について」「明日のハナコ」上演実行委員会(2021年12月12日)
2020年
・「縁の下のチカラ持ち6 BASE968」『HOPE糸魚川』(2020年5月13日)
・2020糸魚川市ふるさとリバイバル25(YouTube)
2018年
・「糸魚川で唯一の小出弁護士 大火からの復興に専念」日本経済新聞(2018年12月3日)
2017年
・「プレイバック支部等調査II~新潟県糸魚川市・妙高市編~」関東弁護士会連合会『ひまわり』No.20
・「東弁往来 第52回糸魚川きぼう法律事務所」東京弁護士会『LIBRA』Vol.17 No.7(2017年7月)
2015年
・「特集 障害者差別解消法について考える」『特別支援教育ボイスジャーナル』(2015年11月8日~29日)